2010年06月04日

「酪酸はオーガニック。一切害はない」…傷害を否認 SS元船長第3回公判(産経新聞)

【法廷ライブ SS元船長第3回公判】(2)

 《環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」抗議船の元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)に対する弁護人の質問が続いている。公判が開かれている東京地裁の敷地外では、市民団体がSSへの抗議活動を行っているため、法廷も厳戒態勢だ。大勢の職員や警備員が入り口を固め、人の出入りを厳しくチェックしている》

 弁護人「あなたは、第2昭南丸のどの位置を狙って酪酸を発射したのですか」

 《ベスーン被告が、右側の台に乗せられた写真を指さして説明した。大きな指が法廷のモニターに映し出される》

 弁護人「そこは、ブリッジの壁のところで、文字が書いてある下のあたりですか」

 被告「イエス(はい)。もう少し左寄りだったかもしれません」

 弁護人「狙った位置は、よく見えていましたか」

 被告「はい」

 《女性通訳を交えて、ベスーン被告は短く答えていく》

 弁護人「写真に丸を記した部分が、あなたが狙った場所ですね」

 被告「はい」

 弁護人「どうして、その場所を狙ったのですか」

 被告「船尾の方には乗組員が数人いましたが、彼らはヘルメットをかぶっていませんでした。狙ったところは、人がいたことは間違いないが、隠れていて姿が見えなかったので、そのあたりを狙ったのです」

 弁護人「当たらなかった瓶を含め、すべて同じ位置を狙ったのですか」

 被告「そうです」

 弁護人「あなたは、船に当たった瓶が割れて、破片が人を傷つける危険性があると思わなかったのですか」

 被告「そのようなことは、まず起こらないと思っていました」

 弁護人「どうしてそう思ったのですか」

 被告「クルーが隠れていたから。別の場所にいたクルーもかなり離れていたからです」

 弁護人「瓶が割れた場合、酪酸の飛沫(ひまつ)はどれくらい飛ぶと予想していましたか」

 被告「数メートルです」

 弁護人「瓶が割れたら、酪酸はどのような状態で広がると考えていましたか」

 被告「ほとんど表面に残る程度で、遠くまで届くとは思っていませんでした」

 《ベスーン被告は、法廷中央の証言台に、いすの下で足先を組み、水色のスリッパのつま先を床につけて座っている。落ち着かないのか、足先は貧乏ゆすりのような細かい動きを繰り返している》

 弁護人「壁に当たってバウンドして、海側に跳ね返ると思ったのですか」

 被告「ほとんどの液体は、当たった表面に残ります。それ以外の液体は床に流れて落ちる。ただ、多少の飛沫は海上まで届いたかもしれません」

 弁護人「酪酸の粘性は、水と同じくらいサラサラなのですか」

 被告「いいえ。水よりも粘度が高いです」

 弁護人「あなたが酪酸を発射したとき、○○さん(ケガを負った第2昭南丸の乗組員、法廷では実名)が立っていたと証言している位置まで、飛沫が届く可能性を考えましたか」

 被告「彼の姿は見えなかったので、そのようなことは思いませんでした」

 弁護人「狙ったという位置から、酪酸の飛沫が(第2昭南丸の乗組員に)届く可能性を、どう判断していましたか」

 被告「そのようなことは、ほとんど考えませんでした。ほんの少量は、はねることがあったかもしれません」

 弁護人「Aさん(第2昭南丸の乗組員、法廷では実名)の位置まで届くと思っていましたか」

 被告「いいえ。まずあり得ないと思います」

 弁護人「酪酸が体に付着した場合、どうなると思っていましたか」

 証人「問題はないと思っていました」

 弁護人「もう少し正確に」

 被告「けがをすることはないと思っていました」

 《酪酸の危険性を認識していなかったと主張するベスーン被告。弁護人は質問を変え、ランチャーの照準性能が、どの程度正確なものだったかを尋ねていく》

 弁護人「第2昭南丸に使用する前に、ランチャーの性能を実験で試しましたか」

 被告「はい」

 弁護人「そのテストの正確性は?」

 被告「はい。正確性は高かったです」

 弁護人「狙いが外れて、酪酸瓶が人に当たる可能性は考えませんでしたか」

 被告「考えませんでした」

 弁護人「自分が発射した瓶で、乗組員に傷害が発生したと思っていますか」

 被告「そうは思いません」

 弁護人「酪酸瓶を撃つというのは、あなたのアイデアですか」

 被告「違います」

 弁護人「誰のアイデアですか」

 被告「SSのメンバーの人たちです」

 弁護人「なぜSSは、酪酸という物質を選んだのですか」

 被告「非常にくさいにおいを持っているので、まかれると作業が継続できなくなるからです。ただ、無害なので、体に入っても、オーガニックな成分なので、一切害はないと」

 弁護人「人間への危険性は?」

 被告「SS側の見解では、酪酸は人体に安全と考えています」

 弁護人「そういう理由で酪酸を選んだと聞いていると?」

 被告「そうです」

 《ここで弁護人は、酪酸の準備状況に質問の内容を移した。いくつかのやりとりを総合すると、ベスーン被告は「酪酸は自分に渡された時点で、すでに瓶づめされていた。自分は瓶づめを手伝っておらず、購入にも関与していない」と主張した》

 弁護人「あなたが初めて酪酸という名称を聞いたのはいつですか」

 被告「2009年の初めです」

 弁護人「どういう場面でしたか」

 被告「テレビ番組の『ホエール・ウォーズ』、鯨戦争という名前の番組で見ました。…あと、(先ほど話した)時期を訂正します。2009年の半ばでした」

 弁護人「テレビで酪酸の危険性は説明していましたか」

 被告「はい」

 弁護人「どのように?」

 被告「酪酸の酸性は、オレンジジュースと同程度。無毒性で、生分解性(自然に分解される性質)があると…」

 弁護人「実際に初めて酪酸を見たのはいつですか」

 被告「南極海にいたときです」

 弁護人「具体的には?」

 被告「2010年1月です」

 弁護人「SSに参加してからということですか」

 被告「そうです」

 《ベスーン被告は相変わらず、足を小刻みに動かしながら、淡々と答えていく》 =(3)に続く

【関連記事】
[特集:第2回公判]「燃えるような激しい痛み」失明の恐怖
[特集:第1回公判]発射「ヒャッホー」とガッツポーズ
SS元船長公判 被告人質問で「酪酸問題ないと思っていた」 「ファシスト」叫ぶ傍聴人排除も
SS元船長 第3回公判 傷害罪の成否は? きょう被告人質問
SS代表「結論は分かっている。公正な裁判ではない」 

都職員の低評価判定、東京地裁が取り消し(読売新聞)
<普天間問題>自民、不信任案提出へ(毎日新聞)
アユやモクズガニ 目黒川で「発見隊」(産経新聞)
<NHK>初の強制執行申し立て 受信料未払いの5人に(毎日新聞)
「弘道会壊滅」警察庁長官指示 本部長会議(産経新聞)
posted by イチノセ カツミ at 02:52| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

沖縄副知事、辺野古移設「とんでもない」=宜野湾市長、固定化を懸念―普天間(時事通信)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる日米両政府の実務者協議で、同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設で大筋の合意に達したことについて、同県の上原良幸副知事は22日、取材に対して「とんでもない。ある程度予想はしていたが、難しい」と述べ、受け入れは困難との認識を強調した。
 その上で「鳩山由紀夫首相からきちんと聞きたい」と述べ、23日に沖縄を訪問する首相に詳しい説明を求める考えを示した。
 また、伊波洋一宜野湾市長は「『最低でも県外』と言った首相の下で、前政権と同じように辺野古に戻るのは許せない。この14年間、日米合意が実現しなかったように、普天間の固定化が懸念される」と語った。 

【関連ニュース】
【特集】世界の航空母艦〜米ニミッツ級から中国の空母建造計画まで〜
【特集】沖縄と米国海兵隊〜ペリーと黒船でやって来た海兵隊〜
【特集】迷走!普天間移設〜政府、5月決着を断念〜
【特集】米国海兵隊兵器総覧〜沖縄に配備されているのは?〜
増税なしでデフレ脱却、財政再建は可能〜みんなの党・渡辺喜美代表インタビュー〜

<口蹄疫>最新設備でも防げず 養豚業者、再起誓う(毎日新聞)
暴力団と不適切交際で警官2人を懲戒免職 奈良県警(産経新聞)
<口蹄疫>種牛殺さないで 6000人が「助命」署名 エース級5頭は陰性(毎日新聞)
酔って市営地下鉄の駅員に暴行…したのは大阪市職員、逮捕(産経新聞)
介護サービス情報のサイト、6月に新設―長野県(医療介護CBニュース)
posted by イチノセ カツミ at 22:59| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

口蹄疫被害で首相、1000億円投入を指示(読売新聞)

 鳩山首相は17日昼、赤松農相と首相官邸で会談し、宮崎県で感染が拡大している口蹄疫(こうていえき)被害への対応として、2010年度予算の予備費から1000億円を充てるよう指示した。

 「口蹄疫防疫対策本部」の本部長も農相から首相に格上げし、同日夕に会合を開く予定だ。

 首相はこれに先立ち、筒井信隆衆院農林水産委員長(民主)らと会い、口蹄疫対策を強化するため、家畜伝染病予防法の改正か特別措置法の制定を早期に検討する考えを明らかにした。また、自らの宮崎訪問も検討する意向を示した。

 平野官房長官は17日午前、農林水産省の山田正彦副大臣を長とする対策チームを編成し、現地に常駐するよう指示した。同日中に設置されるチームは、〈1〉防疫体制の強化〈2〉農家への経済支援対策〈3〉連絡調整――の3グループで構成される。

 政府は17日午前、関係省庁の局長会議を首相官邸で開き、「生活道、集落内の消毒ポイントの設置」「高速道路周辺の消毒強化」「農家への手当金支払いの迅速化と書類手続きの簡素化、特別交付税支払いの迅速化」などの対策を決めた。

創価学会と公明党けん制狙う…民主議連が会合(読売新聞)
iPad 米国から空箱で到着 被害相次ぐ(毎日新聞)
<口蹄疫>殺処分対象11万頭を突破 新たに15農家で確認(毎日新聞)
大学生の基礎学力低下、提携の高校で補習へ(読売新聞)
<H2A>11機連続成功 「完成技術」PRも利用には課題(毎日新聞)
posted by イチノセ カツミ at 10:07| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。